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2018-07-27
シャチハタについて
印鑑に朱肉の役割をするインクが内蔵されているものは、シャチハタとしてよく知られています。
朱肉をつける必要がなく、手間が省けるので一般的によく使用されています。
押印の仕組み
仕組みとしては印顆の中にインクを内蔵し、押印すると印面から染み出すようになっています。
こうした仕組みを考えるとスタンプに近いものともいえます。連続して繰り返し押印可能となっているところがまさにスタンプですね。
事務処理を合理化するための方法として活用される機会が多いと思います。
印鑑として使用可能か
シャチハタ印は正式な文書には用いない方が良いとされています。
印面はスポンジ状の多孔質ゴムでできているため耐久性が低く経年変化しやすいので、長期間で保管をする必要がある文章などの押印には向いていないからです。
文書の印影と同じ印影を繰り返し出すことができなければ、信用できる印鑑とは認められません。
保険の加入時や銀行印の登録などの場面で、ほとんどの場合不可とされています。
印鑑登録をして実印として使用することも難しいでしょう。
実印を作りたい場合や銀行印を作りたい場合には、手彫りか機械彫りの印鑑を用意するようにしましょう。
とはいえシャチハタ印は印鑑ではないわけではありません。
宅配便や郵便物などを受け取った証拠として印を押す時にシャチハタでも十分認められます。
この場合は単に「受け取りました」という意味の印鑑として使用可能です。
また社内書類などで、「確認しました」「承認しました」という意味で使われることも多いでしょう。
シャチハタ印はサイン代わりに押印するための印鑑にとどめておきましょう。
名前の由来がある
「シャチハタ」は名古屋にある印章スタンプ製造会社の名前であり商標名です。
この会社のマークが以前は名古屋城の金鯱にちなんで「鯱旗(しゃちはた)」だったからです。
それをブランド名に使うようになり今に至るそうです。
普段何気なく使っている用語も実は商品名・会社名だったりすることが多いですが、これもその一例ですね。
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