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2018-08-24
朱肉の選び方について
朱肉にも種類があるのをご存知でしょうか。
大きく分けて、「練り朱肉」と「スポンジ朱肉」の2パターンがあります。
練り朱肉はオーソドックスで昔から使われているもので、スポンジ朱肉は速乾性があり、今ではこちらのほうが広く使用されています。
それぞれのタイプにも長所と短所があるのでご紹介いたします。ぜひ、朱肉選びの参考にしてください。
練り朱肉
印影の印象は印鑑だけでなく朱肉によっても左右されますが、練り朱肉を使うと深い色合いと重厚感のあるものになります。
変色や退色、にじみにも強く、長年たっても変化しにくいのも特長です。
練り朱肉の短所は、ベタベタし乾燥が遅いこと、また、朱肉が印面に文字どおり肉のように残りやすいことです。
スポンジ朱肉
朱色の化学インクを使用し、スポンジやフェルトに染み込ませたスポンジ朱肉の長所は、手入れがしやすいことです。
インクは速乾性があり1分あれば乾きますし、軽量で持ち運びもしやすくなっています。
朱肉が印面に残りにくくメンテナンス性に優れています。
一方、深い落ち着いた朱色を出すことが難しく、耐久性に弱いことがあります。
用途に合わせてセレクト
では、どちらを選んだら良いのでしょうか。
用途を考えて選ぶと迷わないで済みますが、実務的な性能を優先するならスポンジ朱肉のほうが使いやすいかもしれません。
事務的な書類に捺印するなら速乾性に優れた朱肉を、絵画や書道などの大切な作品に落款として押印するなら練り朱肉がおすすめです。
TPOに応じて使い分けられるよう、それぞれのタイプを持つのも良いかもしれません。
また、印鑑ケースに付属している朱肉もありますが、
これは簡易的なもので、紫外線に弱くやや変色しやすいですから、正式な捺印をするなら独立タイプの朱肉を使用するようにしましょう。
形状に種類がある
朱肉の形状にも種類があり、肉面が平らなものと、中央に膨らみがあるものとがあります。
柔軟性や弾力性があり着肉性の良さから、膨らみのあるものが人気となっています。
用途や着肉性を考えて最適な朱肉を選ぶようにしましょう。
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