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新着情報

2017-09-16

ハンコの色々: 銀行印

金融機関の口座開設時の届け印として登録するハンコです。実印同様に複数量産されている既製印や、照合しにくい古い不鮮明な
ハンコは適しません。銀行印は何本かの異なる印鑑を金融機関によって使い分けることをお奨めします。1本だけで全部に
使いまわしてしまうと、万一紛失したり盗難に遭ったりしたとき、金融機関に預けてある貴方の全ての財産が危険に晒されることに
なります。少なくとも、普段から出し入れして使っている口座と、定期預金などのまとまった貯蓄用の口座ぐらいは分けておきましょう。
「管理が大変」という場合は、銀行系・証券系・保険系で分けたり、資産種別でグループ分けするなどして、それぞれを、
材質・書体・サイズの異なる印鑑で作っておくと覚えやすく混同しにくいです。
銀行印は、なぜ「横彫り」で作る人が多いのでしょう?
横彫り(印影を右から左へ読む)は銀行印に多い彫り方です。認印を横彫りで作られる方は滅多にいらっしゃいません。
理由はいくつかあるようです。
•認印と銀行印の区別をハッキリさせるため
銀行印は印影を他人に知られないようにするものですが、認印と間違えて使ったりすることがないように横彫りにします。
•縁起をかついで (より多くお金が貯まるよう願いを込めて)
銀行印はお金に直結するため、縁起をかつがれやすいハンコです。お札に印刷されている印と同じ大きさ(直径15ミリ)で
作るというのもその一つ。また、「黒字」にちなんで銀行印は黒水牛でという方もいらっしゃいます。お金は天から下りてくるもの。
縦だとそのまま上から下へと通り過ぎてしまうが、横だと自分のところでた貯まるといわれるそうです。
一方、縦に重ねる方がお金も重なって貯まるとも。結局はお使いになる人のお気持ち一つと言うことでしょうか。
また、ハンコそのものだけでなく、印影(押し形)も盗まれないように注意が必要です。偽造の元になりかねません。
通帳とハンコは別の場所に保管するのは最低限必要なことです。

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