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新着情報

2018-05-25

様々なハンコの定義

実印の定義

あなたは自分の名前のハンコを持っていますか?

実はそのハンコ、持っているだけでは実印として使用することができません。

「ハンコ」の中でも特に重要な印鑑が「実印」と呼ばれるハンコです。実印は法的な効力を持った印鑑です。

あなたのハンコを実印として使用するには、あなたが住民登録をしている市区町村の役所や役場で印鑑登録をする必要があります。そうして初めて印鑑が「実印」として法的な効力を持つものになります。

印鑑登録をすると受け取れるのが印鑑登録証明書

実印と印鑑証明があれば誰でもあなたになりすますことができるので、印鑑証明は実印と同じく非常に重要なものとなります。

そのため、登録した実印と印鑑証明は大切に保管する必要があります

自分の権利や財産を守るためのハンコ、それが実印なのです。

実印は公的な書類のほか、保険や不動産、車の契約などに使用します。

実印として登録できるハンコには規定があります。

変形しないまたは変形しにくい材質・サイズ・彫刻内容など、登録をする自治体に確かめたり印章店で聞くのも良いと思います。

 

認印の定義

認印は日常的に一番よく使うハンコです。

宅配便や回覧に確認のためハンコを押しますよね?そのハンコが「認印」です。

このように、認印は主に意思確認や承認などに使用します。

また、実印は印鑑登録をしなければなりませんが、認印は印鑑登録をする必要がありません。そのため、あなたの名前で作成された印鑑であれば認印として使用することが可能になります。

つまり、100円ショップや文房具店で販売されているシャチハタ(朱肉を必要としないハンコ)や三文判を使用することもできるのです

認印として使うハンコのサイズは、実印や銀行印よりも小さいサイズにするのが一般的です。

ちなみに・・・、

実印や銀行印として登録しているハンコも認印として使用することができるのですが、実印や銀行印は役所や機関に登録したハンコ。複製などのリスクが伴うため、絶対におすすめできません。

また、普段使いにしていて欠けてしまったため、大事な契約の際登録の印影と違う為契約出来ない使えないなどの事にならないよう混用はせず大切に保管してください。

シャチハタを使う際の注意◆

認印として使えるシャチハタですが、保険の加入などにおいてはシャチハタは原則不可など、認印以外にも使用できるかどうか確認する必要があります。

銀行印として一部の信用金庫はシャチハタを使える場合もありますが、ほとんどは使えないでしょう。

理由は、シャチハタはゴム製の印面であるため、印影が変形してしまう可能性があるからです。

こうしたことを防ぐためにも、シャチハタ以外に朱肉を使って押すハンコを1本は持っておくと良いでしょう。 

実印として使えないシャチハタとは?

認印として浸透しているシャチハタですが、そもそもシャチハタの定義をご存知でしょうか?

シャチハタとは、スタンプタイプの簡易印鑑(インキ浸透型印鑑)のことで、「シャチハタ」という名前は、実はインキ浸透型印鑑を製造販売している会社の社名です。

シャチハタがなぜ実印や銀行印として使うことができないかというと、認印のところで述べたように、シャチハタは印面がゴムでできているため印影が変形してしまう可能性があるから

もう一つの理由として、シャチハタが大量生産の認印であるから。姓が同じであれば印面も全て同じ形になってしまうので、防犯上の危険性から基本的に認印以外では使用できません。

また、実印として印鑑登録する印鑑証明用印鑑は基本的に手彫りのハンコか、機械彫りでも大量生産されたものではなく個別に作成されたハンコでなくてはなりません。

したがって、シャチハタは登録の必要ない認印として、郵便や宅配物、回覧などの受領サインにだけ使用すると覚えておきましょう。

 

銀行印の定義

銀行印とは、銀行で口座を開設する時に必要になるハンコです。

窓口で預金を引き出す時などは、通帳と口座開設時に登録した届け印鑑が必要となります。

突然ですが、あなたは実印と銀行印を一緒にしてはいませんか?

「大切な印鑑だから」、「2本持つのは面倒だから」、「実印は滅多に使わないから」。

様々な理由があるかと思いますが、実印と銀行印を同じ印鑑で登録してしまうと大変なことになります。

仮に、実印と銀行印を一緒にしていて紛失や盗難に遭った場合、金融機関への変更届だけでなく、実印の登録廃止や改印手続きもしなければならず、大変な手間がかかってしまいます。

最近では犯罪防止のために届け印鑑の印影シールが通帳に貼られなくなりました。防犯上の理由からも銀行印は実印とは別で持っておく方が良いでしょう。

同じ理由から、銀行印を認印として使用するのも止めたほうが良いですね。

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