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2018-09-28
印鑑の保管で注意すべきこと
皆さんは印鑑をどこに保管していますか。
荷物の受け取りのしやすいように、玄関のあたりに三文判を置いているご家庭が多いのではないかと思います。
三文判のような認印であれば、金銭面で法的な効力はほとんどありませんから、盗まれてもあまり困ることはないでしょう。
しかし、実印の場合は話が大きく異なります。
実印は法的な効力を持つものですから、保管場所をよく考えておく必要があります。
今回は、印鑑の保管場所についてご紹介いたします。
理想的な保管場所
できれば鍵のかかるところ、例えば金庫に保管するようにしましょう。
もしかしたら、銀行の貸金庫に保管するという方法も活用することができると思います。
銀行の金庫ですからセキュリティーは申し分ないですよね。
考えてみれば、実印は滅多に使うことがないものなので、手元にいつも置いておく必要はないのです。
保管時の注意点
実印は印鑑証明書と一緒に使うことによってはじめて効力が発生するものです。
ですから、この二つを一緒のところに保管するのはくれぐれも避けて、印鑑証明書は別の場所に保管するようにしてください。
実印を親族に預けておく方もいるようですが、親族が騙されて被害にあうケースも見られます。
本人で保管するのが最善
実印は本人であることを証明する大切なアイテムです。
自分の実印は必ず自分で管理するようにしましょう。
免許証や保険証など自分の氏名や住所がわかるものを一緒にしておくのも危険です。
印鑑登録をしたときに発行される印鑑登録カードは、実印を持参しなくても氏名と住所がわかれば再発行できてしまうからです。
もし破損してしまったら
実印が破損したらどうなるのでしょうか。
破損するということは、押印しても印影が印鑑証明書と異なる状態になることを意味します。
つまり破損した時点で実印としての効力を失うということです。
破損してしまったら、他の印鑑を用意して印鑑登録し直すようにしましょう。
ただし、以前の登録のままで同じような印鑑を実印として用意することは、偽造行為となる場合があるのでご注意ください。
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